政治

県が潜水調査開始 辺野古沖制限区域内

県の臨時制限区域内での立ち入り調査で潜水作業を開始するダイバー=31日午後3時52分、名護市辺野古沖(諸見里真利撮影)

 県は31日、新基地建設が計画されている名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖の臨時制限区域への立ち入り潜水調査を始めた。

沖縄防衛局が新基地建設作業に伴い、同区域の中で投下したコンクリートブロックが県の岩礁許可区域の外でサンゴ礁を破壊した可能性が高いとして、県がことし2月に立ち入りを国に求めて以降、半年後の調査開始となった。翁長雄志知事は岩礁破砕許可違反を確認した場合、許可の取り消しを「視野に入れる」と表明しており、調査結果はその判断材料となる。調査は9月12日まで行う予定。
 県の調査地点は(1)臨時制限区域の外周付近(2)岩礁破砕許可区域(新基地建設予定地)の周辺(3)ケーソン仮置き場など施工区域―の3区域。県水産課によると31日は(1)のうち制限区域の内側8カ所、外側6カ所の計14カ所で潜水調査した。
 県が破砕許可違反を確認した場合、防衛局に対する破砕許可を取り消したり、同局に原状回復を命じたりすることが想定される。一方、県は岩礁破砕許可違反の有無を確認するまでの間、防衛局が実施している海底ボーリング(掘削)作業などを停止するよう同局に指示しているが、違反が確認されない場合、この指示を取り下げることになる。
 調査開始について翁長知事は31日、「半年間調査を行えなかったことは、違反か否かを判断しなければならならない立場として、遅きに失したと言わざるを得ない」と国の対応を批判した。



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