集中協議「相互理解得られず」 稲嶺名護市長


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国と県の集中協議は「相互理解が得られるようになっていない」と語る稲嶺進名護市長=2日午前11時すぎ、名護市役所

 【名護】稲嶺進名護市長は2日午前の定例会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる国と県による集中協議について、県の主張に対して国がしっかり答えておらず「相互理解が得られるようになっていない」と指摘した。双方の距離が縮まらない中で、県や名護市を無視して国が移設を強行することは「許されない」と述べた。

稲嶺市長は2日午後には県庁に翁長雄志知事を訪ね、これまでの集中協議について意見を交わし、国側から中身のある回答を得るよう要望する予定。
 協議の延長には言及しなかったが「菅義偉官房長官も『距離がある』と話している。そのまま見切り発車でやるのは国民の側から見てもおかしい」と指摘した。
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