防衛相が答弁撤回、民主は反発 日米協議の説明に誤り


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参院平和安全法制特別委で答弁する中谷防衛相=2日午前

 中谷元・防衛相は2日の参院平和安全法制特別委員会で、自衛隊が米軍に対する後方支援として劣化ウラン弾を輸送しないことを米側と協議しているとした8月の自身の説明について誤りを認め、撤回した。「協議はしていない。非常に不正確な答弁だった」と述べた。質問した民主党の白真勲氏は「虚偽答弁だ」と反発した。

中谷氏は8月11日の特別委で、劣化ウラン弾やクラスター(集束)弾を積んだ米軍の戦闘機に給油する可能性を問われ「劣化ウラン弾は運ばないということで相手先(の米側)と協議している」と明言していた。
 中谷氏は「劣化ウラン弾を明示して話をしたことはない」と明らかにした。
(共同通信)