集中協議参加を知事に要請 宜野湾市長


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翁長雄志知事に米軍普天真飛行場の固定化阻止と危険性除去を要請する佐喜真淳宜野湾市長=2日午後4時半すぎ、県庁

 佐喜真淳宜野湾市長が2日午後4時半、県庁に翁長雄志知事を訪ね、今月9日を期限に県と政府が行っている米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる集中協議について「19年前の返還合意が原点だ」とした上で、普天間飛行場の早期閉鎖・返還と危険性除去を要請した。翁長知事は「普天間の早期閉鎖・返還は県政の最重要課題だ」と応じた。その上で「ただ県内移設になると、自ら(基地に)差し上げたことはないという原点もある。知事としてしっかり言いながら固定化を避ける」と話した。

 佐喜真市長はまた集中協議に自身を入れることも要請した。
 一方、同日午後3時半には稲嶺進名護市長も知事を訪ね、普天間飛行場の辺野古移設を阻止するよう知事に要請した。稲嶺市長も佐喜真市長と同じく自身を集中協議に入れるよう求めた。【琉球新報電子版】