軍事拠点化を懸念 辺野古で市民らの座り込み続く


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新基地建設計画に警鐘を鳴らす伊波義安さん(右)=3日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画に反対する市民らは3日、朝から名護市辺野古のキャンプ・シュワブ前で抗議の座り込みを続けた。この日は「島ぐるみ会議」のバスでうるま市から61人が駆け付けた。

 集会でマイクを握った伊波義安さんは「もともと一体であるキャンプ・シュワブとハンセンに新基地を合わせると、アジア最大で最新の軍事拠点ができてしまう」と警鐘を鳴らした。
 ゲート前で始まった専門家らによる「辺野古総合大学」では、座り込みに加わるミュージシャンの磯ひとしさんのコンサートがあり、人々を勇気付ける歌声とギターの音色に盛り上がった。
 県による辺野古沖の潜水調査はこの日は行われていない。【琉球新報電子版】