米軍ヘリ墜落に抗議 名護市議会、シュワブ山火事にも


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米軍ヘリうるま沖墜落事故に対する抗議決議などを可決する名護市議会=3日午後

  【名護】名護市議会(屋比久稔議長)は3日の本会議で、米軍ヘリうるま沖墜落事故について、原因の究明と再発防止策が講じられるまで同型機の飛行停止などを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決した。8月13日に米軍キャンプ・シュワブ内で発生した山火事に対する抗議決議と意見書も全会一致で可決した。

 ヘリ墜落事故の抗議決議と意見書は「一歩間違えれば人命・財産に重大な危険を及ぼしかねない」と指摘。同型機の飛行再開について「県民の意志を無視したその姿勢に強い憤りを禁じ得ない」と強く批判した。
 山火事に対する抗議決議などでは消火活動の遅れを指摘し「日ごろの機材整備、点検が原因と思われ、即応体制について懸念する」とシュワブ内での演習中止を求めた。【琉球新報電子版】