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翁長雄志知事は名護市辺野古の新基地建設計画をめぐる国連での演説について、21、22の両日にジュネーブの国連欧州本部の人権理事会で行う方針を固めた。
知事は英国経由で帰国する予定で、日程が合えば23日にデイビット・マンデル英政府スコットランド担当相と意見交換したいとして、外務省を通じて会談を打診している。
知事は9日を期限として政府との間で新基地建設に関する集中協議を行っており、国連演説をするかは協議の行方を見て最終決定する。
知事は人権理事会で演説することから、沖縄への在日米軍基地集中の不公平さや県民の民意に反する新基地建設は人権上からも問題があるといった点を強調するとみられる。
スコットランド担当相との意見交換は、比較的大きな裁量権を持つスコットランドと英連邦政府の関係を研究することで、今後の日本政府と沖縄の関係の参考にする目的がある。ただ、知事の英国滞在時間は短く、会談が実現するかは不透明な面もある。