名護、宜野湾へ集中協議参加見送りを伝達


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県、別途機会設定で政府と調整
 県と政府が7日に開催予定の米軍普天間飛行場の辺野古移設計画をめぐる集中協議の最終会合に、地元の宜野湾市と名護市の2市長が参加を求めていた件で、県は3日午後、両市に対して「7日の協議への参加は困難だ」と伝えた。

一方、県は「両市長が意見を設ける機会を県としてもつくりたいのは変わらない。政府側とは(7日以外の)日程や枠組みの相談をしている」としており、安慶田光男副知事が政府側と日程調整をしている。
 名護、宜野湾両市長の集中協議参加をめぐっては、2日に稲嶺進名護市長と佐喜真淳宜野湾市長が相次いで県庁に翁長雄志知事を訪ね、実現に県の協力を要請していた。翁長知事は「両方の意見を直接伝えることができればいいことだ」と述べ、政府と調整していることを明らかにしていた。同時に両市長が意見表明する場は7日以外の日程になる可能性もあるとも述べていた。【琉球新報電子版】