人口減少に悩む秋田県は2016年度から、第3子が生まれた場合に第2子以降の保育料を無料とする方針を決めた。都道府県では全国初。子育て環境を充実させることで出生率の向上につなげる狙いがあり、人口減少対策のため10月にまとめる秋田県版「総合戦略」に盛り込む。
子育て支援課は「人口減少に歯止めをかける鍵は第3子の誕生にある。かなり踏み込んだ助成制度で、子どもの多い家庭を積極的に応援したい」としている。
現行では、親の所得に応じて保育料の半額か4分の1の助成制度があり、保育所や幼稚園に通う子どもの約9割が対象になっている。
(共同通信)