「巨大みろく」で新基地建設反対 読谷村民ら辺野古訪れ市民激励


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キャンプ・シュワブ前で新基地建設反対を訴える「巨大みろく」=4日午前10時すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画に反対する市民らは4日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で集会を開いた。約100人が参加した。読谷村民会議の約30人と訪れた石嶺伝実読谷村長は「それぞれの立場でできることを行っていこう」と激励した。

 同村民会議のゲート前行動への参加は30回目。全長約4メートルの張りぼて「巨大みろく」を登場させ、ゲート前を沸かせた。約1カ月半を掛けて制作したという鍋島充さん(49)は「戦争のない世の中が訪れてほしいという思いを込めた」と話した。
 午前11時に始まったゲート前の勉強会「辺野古総合大学」では、恩納村の都市型訓練施設建設阻止の闘争委員会事務局長を務めた経験を持つ長嶺勇さんが講演し「民衆が立ち上がった運動は全て勝利している。徹底的に闘えば建設は再開できない」と話した。【琉球新報電子版】