捕獲ハブから高濃度PCB検出 浦添市、独自調査へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ハブからPCBなどが検出されたことで、市としての対応について説明する松本哲治浦添市長(左から2人目)ら=4日午後、浦添市役所

 【浦添】浦添市の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)周辺で捕獲されたハブから高濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)などが検出されたことを受けて松本哲治浦添市長は4日会見し、キンザー周辺の海や川で水質・底質調査を行うと発表、基地内の立ち入り調査も求める意向を示した。

独自でハブなどの捕獲器を20カ所設置して分析する。政府側にも調査を求める。
 市は7日にも、沖縄防衛局や外務省沖縄事務所などに対し(1)米軍基地内と基地周辺の水質・土壌分析調査をすること(2)米軍基地内と基地周辺の植生モニタリングなど必要な調査と分析を行うこと―を要請する。
 松本市長は「汚染源が特定されていないが、市民の不安を取り除くため独自の調査をする。基地内の立ち入り調査についても今後求めたい」と述べた。