心躍る伝統の舞 全島エイサー最高潮


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 【沖縄】第60回記念となる県内最大級のエイサーイベント「沖縄全島エイサーまつり」(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光物産振興協会、市青年団協議会)は6日午後2時半すぎから、沖縄市コザ運動公園陸上競技場で最終日の本祭が開かれた。市内外から計15団体が集結。地域で受け継ぐ伝統エイサーや清新な創作エイサーを繰り広げ、万を超える観客を魅了した。沖縄の夏の風物詩「全島エイサー」を見るため、会場は開演前から多くの親子連れや観光客が詰め掛けて熱気に包まれた。

 本祭は沖縄市の伝統芸能「泡瀬京太郎(チョンダラー)」や琉球競馬「ンマハラシー」で幕を開けた。序盤は沖縄市立山内小学校の子どもたちが元気いっぱいの踊りを見せた。嘉手納町千原エイサー保存会や沖縄市東青年会は伝統的なエイサーを披露した。
 中盤の琉球國祭り太鼓は「ミルクムナリ」の曲に乗せ「飛龍の舞」を披露。200人超による圧巻の群舞で観客をとりこにした。初出場のうるま市石川エンサー保存会は約200年以上の歴史がある男踊りを見せた。沖縄市松本青年会やうるま市平安名青年会は地域で受け継がれる伝統エイサーを披露。初出場の南風原町新川青年会は若さあふれる踊りを見せた。
 終盤は沖縄市の胡屋、山里青年会のほか、名護市世冨慶エイサー保存会、うるま市平敷屋青年会(西)、糸満市大里青年会が出演。大トリは沖縄市園田青年会が務める。

第60回記念 沖縄全島エイサーまつり=9月5日午後6時18分、沖縄市の沖縄市コザ運動公園陸上競技場 #エイサー #全島エイサーまつり #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA