10日以降に辺野古作業を再開 菅氏「元に戻る」


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 【東京】菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画をめぐる県との集中協議期間が9日に終了することについて問われ「(作業停止は)1カ月間の約束でスタートした。1カ月間が終われば元に戻ると思っている」と述べ、期間の終了後は速やかに海上作業を再開する考えを示した。

 菅氏は普天間問題について、戦後強制的に土地が収用されたことが出発点だと翁長雄志知事が指摘していることに触れ「普天間飛行場の危険除去を(返還が合意された1996年)当時の橋本龍太郎首相とモンデール駐日米大使が合意したことが出発点だ。この辺がなかなか距離感がある」と述べた。
 7日夕に開かれる翁長知事との第5回協議について「辺野古移設に関する政府の考え方、沖縄の負担軽減を目に見える形でするという取り組みを直接述べることになる」と述べた。【琉球新報電子版】