名護・底仁屋区が辺野古新基地反対 97年決議を再確認


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 【名護】名護市底仁屋区(島袋和則区長)が7日、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対することを発表した。同区は、1997年にも名護市東海岸の13区の区長の連名で新基地建設に反対する意見書を決議しており、今回再確認した。

 同区は6月に区政委員会を開き、97年の意見書が有効であることを再確認する決議をした。区によると、多くの県民が反対する中で政府が海上作業を進め、埋め立ての本体工事に着手しようとする現状に鑑み、再確認した。島袋区長は「大浦湾で生活の糧を得る漁民や自然保護、子や孫に先の大戦のような思いをさせたくないという思いから基地建設に反対する」と話した。