沖縄拠点に中国潜水艦監視網 海自と海軍、太平洋をカバー


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海自沖縄海洋観測所(上)から、海中に延びる潜水艦音響監視システムとみられる2本のケーブル(矢印)=8日、うるま市(小型無人機から)

 海洋進出を強める中国海軍対策で海上自衛隊と米海軍が、沖縄を拠点に南西諸島の太平洋側を広範囲にカバーする最新型潜水艦音響監視システム(SOSUS)を敷設、日米一体で運用していることが9日、防衛省、海自への取材で分かった。

 東シナ海、黄海から太平洋に出る中国潜水艦を探知可能。冷戦時代、日米が津軽、対馬海峡に旧ソ連潜水艦監視用の旧型SOSUSを設置したことは判明していたが、対中国にシフトした新システムの存在が明らかになったのは初めて。
(共同通信)