稲嶺市長「県民の思い考えていない」 知事に早期取り消し求める


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政府が海上作業を再開させたことに「県民の思いをこれっぽっちも考えていない」と批判する稲嶺進名護市長=12日午前10時55分、名護市の北部会館

 【名護】沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設に向けた海上作業を12日に再開したことについて、稲嶺進名護市長は同日午前、名護市の北部会館で記者団の取材に応じ、「(県と政府の集中協議が開かれた)1カ月間は一体何だったのか。期限がすぎたらすぐに手を付けるのは沖縄の県民の思いをこれっぽっちも考えていない」と政府の対応を批判した。

 翁長雄志知事が週明けにも埋め立て承認の取り消しを表明することについて「第三者委員会の検証結果からも(取り消しは)当然。知事が取り消しをする環境は整っている。知事も早めに取り消しをしてほしい」と求めた。
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