防衛局、海上作業の準備進める 稲嶺市長「力合わせて」


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座り込みを続ける市民を激励する稲嶺進名護市長=15日午前9時すぎ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で、沖縄防衛局は15日も大浦湾の臨時制限区域内でオイルフェンスやフロートの位置確認や潜水調査を実施し、海底掘削調査の再開する準備を続けている。

移設に反対する市民らは船に乗り、海上から工事をやめるよう抗議した。
 市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの旧ゲート前では、移設に反対する市民約80人が座り込み行動を展開している。翁長雄志知事が埋め立て承認の取り消しを表明したことを受け、市民らは「今すぐ工事をやめろ」などとシュプレヒコールを上げた。
 稲嶺進市長もゲート前を訪れて「(承認取り消しに向けて)新たな一歩を踏み出した。未来の子どもたちのために、どういう行動をしていくか。辺野古新基地の撤回、普天間飛行場閉鎖まで力を合わせて頑張っていきたい」と力強くあいさつした。
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