防衛局、「聴取応じず」と回答 県、きょうにも承認取り消し


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 翁長雄志知事が米軍普天間飛行場の辺野古移設に関する埋め立て承認を取り消すと表明し、沖縄防衛局側に今月28日に意見聴取を行うと通知したことに対し、防衛局は17日、聴取に応じないとする文書を県に送付した。

同日夕、県に電話で連絡した。
 県は防衛局が聴取に応じない場合、早期に承認を取り消す方針で、早ければ18日にも取り消しに踏み切る見通し。県関係者によると、県は既に取り消しを正式決定した際の文書を作成している。
 防衛省幹部によると、防衛局としては県の埋め立て承認には取り消しに相当する瑕疵(かし)はなかったとの理由をこれまでも説明してきたため、聴聞に応じる必要はないとの立場を回答した。