新基地断念求め意見書を可決 宜野座村議会


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 【宜野座】宜野座村議会(小渡久和議長)は17日、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古移設への新基地建設の断念を政府に求める意見書案を全会一致で可決した。

意見書では昨年の知事選や衆院選で移設に反対する候補者が当選したことで民意が示されたことを強調。辺野古新基地が完成すれば観光振興が妨げられ、村民の精神的負担も増加するとして、移設断念を求めている。宛先は首相や防衛相など。
 また8月12日にあった米軍ヘリうるま沖墜落事故に対する意見書案を全会一致で可決した。原因究明と再発防止策を公表するまでの同機種の飛行中止、民間地近くのヘリコプター着陸帯の撤去を求めている。