辺野古ゲート前で市民1人が逮捕 車で警官を押しのけた疑い


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 【辺野古問題取材班】18日午前9時ごろ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民らが座り込む米軍キャンプ・シュワブゲート付近で、反対市民の男性1人が公務執行妨害の容疑で逮捕された。

名護署によると逮捕容疑は、車の駐車方法について注意するため職務質問しようとした警察官に向けて男性が車を発進させ、約3メートル押しのけた疑い。逮捕時、男性が運転席から出て来ず、警察官が車の後部座席の窓ガラスを割って鍵を開けたため、市民らが「過剰警備だ」と激しく抗議した。
 男性の容疑の認否は不明。ゲート前で抗議している市民らによると、逮捕された男性は抗議に参加する市民らを送迎する役割を担い、キャンプ・シュワブの第2ゲート付近で駐車中だったという。
 辺野古移設に反対する市民ら約50人が18日午前10時40分ごろから、名護署前で座り込んで抗議行動を展開しており、昨日の逮捕者が出た件も含めて「仲間を返せ」「不当逮捕は許さんぞ」などと声を上げている。
 海上では18日午前、作業の様子は確認できず、沖縄防衛局の警戒船や市民の抗議船も出ていない。
【琉球新報電子版】