沖縄防衛局、海底調査期限を延長 辺野古、来年3月まで


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沖縄県名護市辺野古の米軍普天間飛行場代替施設計画地、ボーリング調査海域

 防衛省沖縄防衛局は18日、米軍普天間飛行場の移設に向けて名護市辺野古沿岸部で進めている海底ボーリング調査の期限を、9月末から来年3月末まで延長すると発表した。政府と県の集中協議に伴う作業中断や台風の影響による遅れを受けた措置。政府はボーリング調査と並行し、今秋にも本体工事に着手する構えだ。
 

井上一徳局長は「ボーリング調査の進捗が、本体工事の着手に影響するとは考えていない」と述べた。
 ボーリング調査は地盤の強度や地質を調べ、埋め立て工事の設計に反映させるのが目的で、24カ所のうち5カ所が未完了のまま残っている。
 期限延長は4回目。
(共同通信)