【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、午前7時ごろから米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民ら約100人が抗議の声を上げた。県議8人や市町村議らも座り込みに参加した。海上では少なくともカヌー10艇、抗議船3隻が抗議行動を展開した。新たな海上作業は確認されていない。
23日午前7時、県警の機動隊ら約100人が、座り込む市民らを1人ずつ捕まえてゲート横へ移動させた。沖縄防衛局などの関係車両約10台がゲート内へ入り、県警と市民らがもみ合いになり、現場は一時騒然とした。
抗議行動にゲート前であいさつした赤嶺昇県議は「翁長雄志知事は(国連から沖縄へ)帰ったらすぐに(辺野古埋め立て承認を)取り消しをすることになる」、西銘純恵県議は「知事が帰ったら取り消しをするのははっきりしている」と述べ、移設作業を強行する政府を批判した。【琉球新報電子版】