シュワブ前で市民100人抗議 辺野古、新たな作業なし


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臨時制限区域内の浮具(フロート)の設置状況などを確認する沖縄防衛局の作業員=23日午前9時すぎ、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では23日午前7時ごろから新基地建設に反対する市民ら約100人が抗議の声を上げた。

県議8人や市町村議らも座り込みに参加した。海上では抗議船3隻とカヌー16艇が抗議行動を展開した。沖縄防衛局の作業船数隻が浮具(フロート)と油防止膜(オイルフェンス)をロープで結ぶ様子などが見られたが、新たな海上作業は確認されていない。
 早朝の抗議行動で、県警の機動隊が、座り込む市民らを1人ずつゲート横へ移動させた。県警と市民らがもみ合いになる場面もあった。名護署では、22日に公務執行妨害の容疑で逮捕された韓国人の男性の解放を求める市民らが、抗議の声を上げた。