ハイタッチ、乾杯、大きな拍手―。ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で23日、スコットランド戦に挑んだ日本代表を、県内でも多くのラグビーファンが応援した。
日本は19日の第1戦で、優勝候補の南アフリカを劇的な逆転で下し世界に衝撃を与えた。那覇市銘苅の「SPORTS居食屋輪輪」には約80人のラグビーファンが集まった。
ファンは店内のモニターにくぎ付けになりながら声援を送った。前半15分に日本がトライを決めると、一斉に立ち上がって「最高だ」と選手をたたえた。前半終了間際のピンチを五郎丸歩選手が素晴らしいタックルでしのぐと、絶叫のような声援が響いた。
後半に入り地力を発揮したスコットランドに点差を広げられた。それでも最後まで世界の強豪に挑んだ選手たちに、ファンは温かい拍手を送った。
観戦した平良哲也さん(54)、純子さん(同)=那覇市=は「ミスが多かったのが残念だが、代表は昔よりも強く速く進化している。(1次リーグを)突破してほしい」とエールを送った。