政井、和宇慶2位 シルム世界大会、県勢活躍


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国際大会での結果を報告した(前列右から)和宇慶勝斗、崎原永佑(後列右から)内間賢生・県角力協会副会長、金仁洙さん=24日、那覇市天久の琉球新報社

 19~22日にミャンマーで行われたシルム(韓国相撲)の第5回世界選手権と第1回アジア選手権に出場した県勢が好成績を収め、24日、選手団長を務めた内間賢生・県角力協会副会長や選手が琉球新報社を訪れ戦いを振り返った。

 大会には約20カ国から200人が集い、沖縄からは6選手が参加した。アジア選手権では80キロ級の政井英明と90キロ級の和宇慶勝斗が準優勝し、世界選手権では100キロ級の崎原永佑が4位に入ったほか、ほとんどが8強以上と健闘した。
 初日には各国の選手が民族衣装を着けて入場するなど国際大会ならではの雰囲気も味わったという。和宇慶はアジア選手権決勝で敗れたモンゴルの選手と世界選手権の準々決勝で再戦し惜しくも敗れたが「多彩な技や変則的なスタイルからは吸収できることがたくさんある」と手応えを語る。初出場した崎原は取り口の違いなどに戸惑いながらも「体力負けはしていない。自信になった」と話した。
 韓国がアジア各国に支部をおいて強化に取り組んでおり、格段にレベルが上がっているという。内間副会長は「沖縄も力の差はない。近い将来優勝者が出ると思う」と期待を寄せた。