久辺3区に新交付金 中谷防衛相、検討認める


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 【東京】中谷元・防衛相は25日の閣議後会見で、米軍普天間飛行場の移設作業が進むキャンプ・シュワブ周辺の辺野古、久志、豊原の3区(久辺3区)に支出される方向で調整されている新しい交付金に関連し「何ができるのか検討している」と述べ、3区への振興策を検討していることを認めた。

 中谷氏は「辺野古移設で大きな負担をかけることになる久辺3区には、区民の生活環境の保全、生活の向上、地域振興に対し、できるだけの配慮を行っていく」と述べ、政府として積極的に支援策を打ち出す考えを述べた。県や名護市を通さず直接交付することは地方自治への介入ではないかとの指摘に対しては「国として可能な部分においては検討支援は行っていきたい」と述べるにとどめた。