TPP、自動車で妥協案を模索 日本、メキシコなど対立


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【アトランタ共同】環太平洋連携協定(TPP)の首席交渉官会合が米南部アトランタで26日に始まった。交渉で残る難航分野の一つ、自動車関税の撤廃対象を決める「原産地規則」をめぐり、対立する日本とメキシコなどが妥協案の模索を続け、決着を目指す。

 日本は輸出車の関税を撤廃してもらう上で、メキシコやカナダからTPP域内からの高い部品調達率を満たす車を対象とするよう求められ、抵抗している。事態打開へ、特定部品に限って域内調達率を高める案などが検討されているもようだ。
 関係者によると、10月の総選挙で与党が苦戦しているカナダが、歩み寄る姿勢をみせ始めているという。
(共同通信)