米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移転をめぐり、名護市の稲嶺進市長が27日、東京都武蔵野市で講演し「私たちは70年間、基地問題に翻弄されてきた。本土の人は、もっと沖縄の実情を知ってほしい」と訴えた。沖縄の基地問題を考える武蔵野市の市民団体が主催し、約400人が集まった。
講演で、稲嶺市長は移設を阻止するため「先頭に立ち、あらゆる手法や市長としての権限を行使する」と強調。「あきらめたら負け。目的を達成するまで皆さんと一緒にがんばりたい」と述べると、拍手が起きた。
(共同通信)