安倍晋三首相の米ニューヨークでの記者会見要旨は次の通り。
▽普天間移設
米軍普天間飛行場の固定化を絶対に避ける。移設作業は関係法令に従って、住民の生活や環境に配慮しながらしっかり進める。今後も沖縄県と対話を続けていく。地元、県民の理解を得られるよう説明を尽くす。
▽内閣改造
内閣改造、自民党役員人事は10月7日に行う。自民党は老壮青、女性も男性も人材の宝庫だ。「1億総活躍社会」をつくるために、新たな政策を進める強力な体制にする必要がある。大きな骨格は維持しながら、多くの方々に能力を発揮してもらいたい。今の段階では、人事は白紙だ。
▽日ロ関係
戦後70年を経て、日ロ間で平和条約が締結されていないのは異常な状態だ。プーチン大統領の来日時期は、昨年11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)での合意に基づいて、準備状況などを総合的に勘案し、ベストな時期で実現する。
▽難民問題
国家を再建する、人々の自立を手助けすることが問題を解決し、平和を取り戻す一番の近道だ。経済支援、教育、保健医療での協力を積極的に行い、解決に責任を果たしていく。難民を生み出す土壌を変えていくために貢献したい。
▽国連安保理改革
創設70周年を迎えた現在の国連は、感染症や気候変動など新しい課題に十分対応できていない。よりよい世界をつくるため、国連安全保障理事会の常任理事国として一層大きな責任を果たしたい。積極的平和主義の旗を高く掲げ、これまで以上に世界の平和と繁栄のため貢献していく。
(共同通信)
首相会見要旨
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琉球新報社
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