県警が一時市民囲い込み 辺野古、国は潜水調査実施


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工事関係車両を基地内に入れるため、旧ゲート前の市民を囲い込む県警機動隊=30日午前8時55分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ旧ゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で、移設に反対する市民ら約100人が30日午前、米軍キャンプ・シュワブ旧ゲート前で座り込んで抗議行動をした。午前8時55分ごろ、県警機動隊がゲート前に座り込む市民らを一時囲い込んだ。その間に、別のゲートから工事関係者が搭乗する車両6台が基地内に入ったという。

 市民らによると午前9時すぎ、米軍の大型トラックに搭乗した米兵一人が、荷台から銃口を斜め上に向けたライフル銃を外側に掲げる様子が確認されたという。那覇から駆け付けた男性(59)は「市民の反対運動に対する米軍の威圧行為だ」と抗議した。
 毎週水曜日の議員行動に合わせて名護市や宜野湾市、北谷町など各市町村から議員約20人が参加し、新基地建設反対の声を上げた。
 大浦湾海上では複数の沖縄防衛局の作業船が潜水調査をする様子がみられた。【琉球新報電子版】