警察官が座り込みの市民ら排除 辺野古ゲート前


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ゲート前に座り込む市民を排除する警察官ら=2日午前7時6分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画に反対する市民ら約50人は2日早朝、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、基地内への工事車両の進入を防ぐため腕を組み合って座り込むなどの行動を続けた。一方、辺野古の海上では浮桟橋の設置が確認された。

 ゲート前では警察官約50人が座り込む市民らを1人ずつ抱えて1カ所に囲い込んだ。その間に工事関係車両など15台が基地内へ入った。
 市民らは午前7時50分ごろ「新基地を絶対に造らせないぞ」「命の海を未来に残すぞ」などとシュプレヒコールを上げて行進した。
 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は、抗議活動中に警察官を蹴ったとして公務執行妨害の容疑で逮捕された韓国人男性が2日午後にも解放されると報告。市民から拍手が起きた。
 一方、海上では市民らの抗議船3隻、カヌー13艇が抗議した。シュワブの浜では浮桟橋を設置している様子が確認された。【琉球新報電子版】