【東京】2年に一度、全国の県人会が一堂に会する第13回全国沖縄県人会交流会(東京沖縄県人会主催)が3日、18団体約230人と翁長雄志知事が出席して東京・新橋で開かれた。主催者あいさつで仲松健雄東京沖縄県人会長は「新基地を造らせない、沖縄の諸問題解決に一致団結しよう」と呼び掛け、本土在住の沖縄人(ウチナーンチュ)として新基地反対の姿勢を打ち出した。開場からは賛同の拍手が巻き起こった。
仲松会長は「沖縄人であることの誇りを持つこと、沖縄の諸問題解決に一致団結すること、新基地は造らせないということの三つを誓う。原点は沖縄愛だ。全国の沖縄人の魂を『オール沖縄』から『オールジャパン』に広げ、全国の世論を喚起しよう」と訴えた。
大城健裕沖縄県人会兵庫県本部会長も「民意を背負い闘う知事を本土のわれわれも応援する。辺野古基金に協力して知事の背中を押してほしい」と呼び掛けた。
翁長知事は「基地問題はイデオロギーではない。日本の0・6%の面積の沖縄に在日米軍施設の74%を置き続ける現状を是正すべきだというのが原点だ」と強調し、「日米安保に賛成なら沖縄だけに基地を押し付けるな、と言うと摩擦が生じるが、それでも頑張りたい」とあいさつした。
母が久米島出身の作家・元外務省主任分析官の佐藤優さんが「沖縄アイデンティティーについて」と題し講演した。
英文へ→Okinawans across the nation unite to block new US base, supporting Gov. Onaga