辺野古埋め立て取り消しへ県が聴聞 防衛局現れず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
辺野古埋め立て承認取り消しに向けた聴聞を開く県職員(右列)。左列の沖縄防衛局の席は空いたままだ=7日午前10時前、県庁

 米軍普天間飛行場の移設問題で、名護市辺野古の埋め立て承認の取り消しに向け県は7日午前10時、沖縄防衛局の言い分を聞く「聴聞」を県庁で開いた。

防衛局は9月29日に回答文書に当たる陳述書を県に送付し、聴聞には出席しない意向を示しており、聴聞開始時点で会場には現れなかった。県は防衛局に通告している7日正午に聴聞を終結する予定。
 防衛局は陳述書の中で聴聞手続きを「終結してもらって構わない」などと言及している。翁長雄志知事は7日午前の県庁登庁時、聴聞後の取り消し時期について「きょう一日、しっかり見てからだ」と述べた。【琉球新報電子版】