辺野古ゲート前 福島・郡山から連帯市民が訪問


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について、福島県郡山市で保革を超えて移設計画に反対する市民でつくる「沖縄・福島連帯する郡山の会」のメンバー37人が7日午前、辺野古漁港や米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪ねた。

メンバーらは、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表から説明を受け「日本人として基地問題について知らなければいけない。国の政策が住んでいる住民を中心に考えていないという点で沖縄と福島は共通する」などと連帯の思いを深めた。
 ゲート前では午前9時半ごろ、移設工事関係とみられる車両2台が辺野古集落に近いゲートから入った。市民らが車の前に立って進入の阻止を試みたが、警察官らによって排除された。市民と警察官が一時もみあい、騒然とした。けが人や逮捕者は出ていない。
 悪性リンパ腫の治療を続けてきた沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが、6日に続いて2日連続でゲート前に姿を見せ「知事の(辺野古埋め立て承認 の)取り消し判断に期待が高まっている。しかし、国の判断で無効にして工事を強行するかもしれない。知事の判断にすべてを託すのは慎もう。(国の強行で) 意気消沈しないように続けていこう」などと呼び掛けた。
 一方、海上では沖縄防衛局の潜水調査が行われているが、浮具の設置などボーリング(掘削)調査関係の作業は行われていない。
【琉球新報電子版】