辺野古新基地阻止へ330人デモ 承認取り消し支持


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翁長雄志知事の埋め立て承認取り消しを前に、新基地建設反対の声を上げる参加者=7日午後6時30分ごろ、県庁前

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「辺野古ゲート前行動を強化する緊急県民集会」(主催・基地の県内移設に反対する県民会議)が7日夕、那覇市の県庁前県民広場で開かれ、約330人が参加した。

「翁長雄志知事がぶれずに埋め立て承認を取り消せるよう支えよう」と声を上げ、知事が承認を取り消した翌日から辺野古での抗議活動を強化することを確認し、国際通りをデモ行進した。
  集会では発足した第3次安倍改造内閣に対する批判が相次いだ。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「市民運動を批判した女性を沖縄担当相に任命したと いうことは、安倍政権がこれからも沖縄の民意を無視するという意思の表れ」と批判。「翁長知事がぶれないのは国連演説でも明らかだ。現場の闘いで支援しよ う」と呼び掛けると大きな拍手と歓声が響いた。
 2004年の那覇市長選で当時市長だった翁長氏と戦った沖縄平和市民連絡会の高里鈴代代表世話人が「政府はきょう(承認取り消しに向けた)聴聞に現れな かった。節目の日に翁長知事の決意を支持する思いで結集した」と話すと、参加者は拍手を送ったりうなずいたりして賛意を示した。