海上作業確認されず 辺野古ゲート前、一時騒然


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工事車両用のゲート前に座り込み、抗議する市民ら=9日午前9時40分ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは9日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議行動を行った。

シュワブ沿岸の海上では、沖縄防衛局によるフロート(浮具)の設置などボーリング(掘削)調査関係の作業は確認されていない。移設反対の市民らの抗議船も出ていない。
 ゲート前のフェンス沿い歩道では、沖縄総合事務局が9日午前7時から約16メートルの区間を規制している。総合事務局は取材に対し、市民らが前日に簡易 テントを設置したことが道路法に基づく許可を得ておらず、再設置防止のためと説明している。これに対し、市民らは「何の目的か」「抗議行動への嫌がらせ か」などと反発。警察官ら約20人も駆け付け混乱に備えて待機するなど、一時騒然となった。
 【琉球新報電子版】