【東京】中谷元・防衛相は9日の閣議後会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた事前協議に関し、沖縄防衛局が回答から2日後の8日までに協議にかかる全ての質問を示すよう県側に求めていたことについて「那覇空港滑走路増設事業の実施設計協議は1回の質疑応答で協議開始から約3週間で協議を終了した。
2日後に次の質問を示して頂きたいとしたことは特段不誠実と考えていない」と述べ、那覇空港第二滑走路建設を引き合いに、沖縄防衛局の対応は正当だと主張した。
中谷氏は「沖縄県には引き続き今般の協議に関して確認すべき事項があれば、できる限り速やかに示して頂けるよう伝えている。防衛省として協議のプロセスを経て、本体工事に着手する手順を踏んでいきたいと思う」と述べ、協議終了後、早期に本体工事着手する方針を示した。
【琉球新報電子版】