国、質問期限を撤回 辺野古工事前事前協議 「できる限り速く」


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 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の埋め立て本体工事前の事前協議について、沖縄防衛局は県に対して通告していた8日の質問期限を撤回した。8日付文書で「先般設定した(質問の)回示期限は相当だと考えるが、県の主張に鑑み、できる限り速やかに回示するようお願いしたい」と県に伝えた。

 7日に県に到着した6日付文書で、防衛局は「質問等の多寡にかかわらず対応するので、さらに確認すべき事項等があったら8日までに全ての質問等の回示を願う」と求めていた。県は7日に「一部、求めた内容の資料となっておらず、質問等を行うことができない。それにもかかわらず、文書到達から1日で全ての質問等を求めることは協議を受ける側の事業として不誠実だ」とする文書を送り、防衛局が示す質問期限には応じられないとしていた。