辺野古移設「前に進む道を模索」 ケネディ駐日大使が講演で


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大学コンソーシアム沖縄「第2回シンポジウム2015」で基調講演するキャロライン・ケネディ駐日米国大使=10日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 【辺野古問題取材班】キャロライン・ケネディ駐日米国大使は10日午後、日米同盟の重要性に触れた上で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設について「前に進む道を模索する必要がある」とし、移設の必要性を強調した。

宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれている大学コンソーシアム沖縄「第2回シンポジウム2015」の基調講演で述べた。シンポジウムには、県内の大学関係者ら約200人が参加した。
 ケネディ氏は基調講演で、「日米同盟はアジア・太平洋地域の平和と繁栄の基軸だが、沖縄における報道の見出しは圧倒的に基地関連と普天間基地代替施設の建築に関するものである。それでも前に進む道を模索する必要がある」と話した。県国際交流・人材育成財団に23万ドルの無利子の奨学金を提供することも表明した。
 【琉球新報電子版】