カブトムシ大きく育てて 沖縄市でイチムシ会 幼虫配布、講習会も


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 【沖縄】沖縄の在来生物を次世代へつなぐ活動を行う「沖縄イチムシ会」(座間味眞会長)は8月20日、在来メダカやトウギョ、カブトムシの無料配布を沖縄市農民研修センターで行った。オキナワカブトムシの幼虫50匹を2回に分けて配布した。國仲康浩副会長が生態や飼育法の講習会を開き、成虫のつかみ方や本土のカブトムシとの違いなどを講話した。
 那覇市から家族で参加した仲村海音(うた)さん(6)は「育てるのが難しそうだけど、お姉ちゃんたちに手伝ってもらって成虫に育てたい」と話した。
 同会メンバーで運営を手伝う沖縄東中1年の山城ののかさん(12)は「昨年入会してオキナワカブトを成虫に育て、2代目を育てている。小さな子どもたちが生き物好きになってほしい」と述べた。同会は会員募集中。問い合わせは電話090(3793)3896(座間味) (喜納高宏通信員)
オキナワカブトムシの幼虫を撮影する子どもたち =8月20日、沖縄市の農民研修センター