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攻撃型の連勝牛が激突 シーの一番 うるま 17日、平成若猪会闘牛


攻撃型の連勝牛が激突 シーの一番 うるま 17日、平成若猪会闘牛 シーの一番に出場する剛毅(ごうき)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 第12回平成若猪会大闘牛(南部・胡屋・具志川・石川闘牛組合主催、琉球新報社共催)が17日、午後1時からうるま市多目的ドームで開かれる。入場料は男性3千円、女性2千円、中高生千円、小学生以下無料。シーの一番は実力牛同士が激突する闘牛ファン必見の好カードだ。シーの二番に人気牛徳田アコー、シーの五番には5月の全島大会では惜しくも負けはしたものの評価を大きく押し上げ、人気沸騰中の若手牛・友羽総業覇鬼(ゆうはそうぎょうはき)が登場する。
 清建設工業黄金(ゴールド)は2018年に貴時幸龍の名前で2歳半という驚異的な早さでデビューするも、闘将白虎にわずか49秒で敗れ初陣は黒星スタートととなった。しかし、その後はメキメキと頭角を現し、鋭いトガイー角を生かした突き技とカケ技からの腹取りを武器に前清銀龍赤達磨、黄金兜、伊良皆圧送金丸を撃破、3連勝し徳之島へ移籍した。徳之島でも並み居る強豪を打ち破り3連勝するなど、その実力は折り紙付きだ。直近では5月に、沖縄でも活躍した功和博慎(元・伊波重機昭和53年生)との17分48秒の長期戦を制して勝利している。
 一方、剛毅(ごうき)は2021年、徳之島で大勝銀龍としてデビュー。大嵐と対戦し、得意のカケ技で有利に試合を進め2回の腹取りを繰り出すも決定打とならず、大嵐の粘りに屈し17分46秒で惜しくも逆転負けしている。その後、1年の休養期間を経た22年5月に白神煌龍に勝利したのを機に沖縄へトレードされた。期待された沖縄初場所は鴉と対戦し黒星、続く2戦目も南星戦牛寿に敗れる結果となった。
 しかし、今年1月にキラキラ☆亀虎に勝利したのをきっかけに、黒猿、田空、しらみず龍桜、天清武茶を次々と撃破し現在5連勝と絶好調だ。両牛共に攻撃型のスタイル、連勝牛同士ということもあり非常に見応えのある試合になると期待されている。 (平川智之通信員)
シーの一番に出場する清建設工業黄金
シーの一番に出場する剛毅(ごうき)
第12回平成若猪会大闘牛大会 (左:紅組、右:白組) 軽量級スペシャルマッチ 清建設工業黄金 剛毅 清心菜・喜屋武盛勝(宜野湾)900kg 剛毅会(具志川)880kg 中量級特番 勢頭カキヤー 徳田アコー イーグル会(勢頭)910kg 徳田宜計(具志川)900kg 指名特番 名道怒 彪仁花形 藤田歩武(具志川)860kg 當山彪仁(南部)920kg 特番 昇(マチー大城)龍 泰山利夢 大城朝幸(具志川)870kg 胡屋闘牛愛好会(胡屋)920kg 特番 友羽総業覇鬼 東照宮 宮城勇陽(胡屋)830kg 津嘉山朝恒(石川)920kg 指名特番 しらみず凰樹 黒猿 しらみずグループ(南部)820kg 与那嶺海斗(石川)800kg 指名特番 二代目☆徳王 剛力カキヤー 神山寛磨(東恩納)870kg 志喜屋剛(島尻)790kg 若手スペシャルマッチ 上地大宝Jr 虎獣王 れん・りくと(石川)800kg 国吉夏輝(南部)680kg ベテランVS若手 ゆうなちびキング 幹三郎 居酒屋ゆうなグループ(本部)680kg 城間誠也(南部)700kg 封切スペシャルマッチ 小次郎 兼本鉄筋号 池間陽向(南部)750kg 兼本正光(屋慶名)870kg