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詐欺被害防止で感謝状 沖縄署が宮城、源古さんに


詐欺被害防止で感謝状 沖縄署が宮城、源古さんに 玉那覇潤沖縄署長(左端)から感情状を贈られた沖縄高原郵便局の源古美由樹さん(左から2人目)と、宮城香緒理課長代理(同3人目)ら=8月31日、沖縄署
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 【沖縄】沖縄署(玉那覇潤署長)は8月31日、沖縄市の沖縄高原郵便局で「現金140万円を国際送金したい」と窓口を訪れた本島中部の60代女性に、詐欺の可能性を説明し、警察に通報するなどして詐欺被害を未然に防いだとして、同局課長代理の宮城香緒理さん(45)と、源古美由樹さん(41)に感謝状を贈呈した。
 玉那覇署長は「金融機関職員として、専門的な知見で市民を守っていただき、ありがとうございます」と感謝を述べた。
 沖縄署によると、女性は資格取得などの話をきっかけにフランス在住の日本人を名乗る男性と知り合った。対面での面識はない。SNSなどで「沖縄に会いに行くので、旅費を出してほしい」と要求された上、旅費を出さなければ訴訟になるなどと、言葉巧みに女性から金をだまし取ろうとしたという。
 窓口で対応した源古さんは「慌てた様子だったので、ゆっくり話を聞いた。今回のケースを職員で情報共有していきたい」と振り返った。以前にも詐欺被害を防止した経験を持つ宮城さんは「日頃から研修を重ね、お客さまに安心して来店してもらえるよう郵便局全体で取り組んでいる」と話した。 (高辻浩之)
玉那覇潤沖縄署長(左端)から感情状を贈られた沖縄高原郵便局の源古美由樹さん(左から2人目)と、宮城香緒理課長代理(同3人目)ら=8月31日、沖縄署