有料

4年ぶりの綱引き白熱 浜比嘉島比嘉区 道ズネー「ハーヤ、ハヤ」


4年ぶりの綱引き白熱 浜比嘉島比嘉区 道ズネー「ハーヤ、ハヤ」 白熱した綱引きを繰り広げる参加者たち=8月10日、うるま市浜比嘉島の比嘉区
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【浜比嘉島=うるま】うるま市浜比嘉島の比嘉区で8月10日、豊年祭の綱引きが4年ぶりに行われた。比嘉区の玉那覇清勇自治会長の合図で綱引きが開始。「一回勝負」の綱引きは大いに盛り上がり、今年は西が勝利した。
 綱は東西のユニークな化粧や装いをしたメーモーイ(前踊り)の女性たちによる太鼓と「ハーヤ、ハヤ」のかけ声を先頭に、旗頭と支度を乗せた綱の道ズネーで始まった。綱引き会場では「旗頭ガーエー」で雰囲気を盛り上げた。
 綱引きの関係者は、コロナ禍を経て参加者が激減することも心配していたが、開始時間になると区民や島外からも多くの人が参加した。
 玉那覇自治会長は「自治会長就任後初めての豊年祭で、皆さんが一丸となって取り組んでくれて本当にうれしい。豊年祭は昔から無病息災、子孫繁栄、五穀豊穣(ほうじょう)を願って行うものと言われる。コロナの流行が始まって、いろいろなことがあったが、これですべてがうまくいくと信じている」と語った。 (高原景一通信員)

白熱した綱引きを繰り広げる参加者たち=8月10日、うるま市浜比嘉島の比嘉区