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楽しい筆文字を学ぶ/読谷で絵手紙研修会


楽しい筆文字を学ぶ/読谷で絵手紙研修会 絵手紙に添える楽しい筆文字地の書き方を学んだ研修会=10月29日、読谷村地域振興センター
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 【読谷】沖縄絵手紙協会(新垣淑明会長)は10月29日、読谷村地域振興センターで普及指導者の研修会を開いた=写真。来年、協会が結成30周年を迎えるのを前に役員や各市町村の絵手紙グループのリーダー、認定絵手紙普及講師の技量を研さんするのが目的で、約30人が参加した。
 講師は「結書」という独自の書法普及のため県内外で活躍している書道家・遊書家で日本結書協会の新里利浩代表。研修会では絵手紙に添えられる文字の書法を学んだ。参加者は運筆の手ほどきを受けて練習し、新里講師の実技指導が行われた。
 教科書で学ぶ「正字」に対し、文字の個性を際立たせる「筆で遊び描く」ことで楽しい筆文字の、美しい文字の習得を強調した。今年7月に絵手紙普及講師に認定された、嘉手納笑咲会の知念エミ子さん(74)は「文字にまるで命がこもるように7変化の書き方があること知った」と驚き、早速絵手紙で実書したいと話していた。(岸本健通信員)