麺とスープ各3種、好みの組み合わせで楽しめる そば1杯につきジューシー1杯無料 沖縄そば専門店まるち(中城村)<うちなー味まーい>93


麺とスープ各3種、好みの組み合わせで楽しめる そば1杯につきジューシー1杯無料 沖縄そば専門店まるち(中城村)<うちなー味まーい>93 軟骨ソーキ、三枚肉、テビチが入った、あっさりスープ細麺の「まるちそば」 沖縄そば専門店まるちの店主の原國智さん
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 中城村当間にある「沖縄そば専門店まるち」のスープと麺はそれぞれ3種類あり、客はその中から組み合わせを選ぶことができる。だしはそれぞれ別の鍋でだしを取る。麺は、店主の原國智さん(48)が「県内の売られている全てを食べて選んだ」というこだわりだ。メニューは定番の沖縄そば(中、680円)や軟骨ソーキそば(中、830円)など7品だ。

 開店から5年目。原國さんは約15年間、営業職の会社員だった。会社員時代から沖縄そばの店の開店を目標とし、外回りの際は必ず沖縄そばの店で昼食を取っていた。

沖縄そば専門店まるちの店主の原國智さん

 三つのスープのうち「あっさり」は、県産鶏と豚、かつお節を絶妙なバランスをしょうゆで整えた。「こってり」は県産鶏と豚を長時間煮込んだ濃厚な味わい。「塩」は県産鶏、昆布、カツオのだしを塩で仕上げた。麺は細、平、ちぢれの3種類。自分好みの組み合わせで楽しむことができる。

 約100年前に建てられた古民家に店を構える。沖縄戦の戦火を逃れ、1946年4月には中城村役場の仮事務所が置かれ、戦後村政の発祥の場所だったという。「入店したとたんにタイムスリップしたようだ」との声も客から寄せられるという。

 「お子さまそばセット」は1グループで3セットまで無料。そば1杯につきジューシーも一杯無料と、サービス精神も旺盛だ。

 原國さんは「気持ちの良い接客や素早い提供が、良い食事につながっている」と心構えを見せ、店で一番力を入れているのはスタッフでもあるという。

 開店時間は午前11時から。閉店時間は平日が午後3時、土曜、祝日は午後3時半、日曜が午後4時、またはいずれの日も材料がなくなり次第閉店。中城村当間678。電話098(895)7887。

 (福田修平)