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陸自駐屯地などを視察 宮古、愛知から平和ツアー


陸自駐屯地などを視察 宮古、愛知から平和ツアー 第25回沖縄平和ツアーの参加者ら=宮古島市の9条の碑の前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】第25回沖縄平和ツアー(「GAMA―月桃の花」を訪ねる沖縄平和ツアー実行員会主催、命どぅ宝あいち共催)が10月25~28日に開かれ、愛知県から28人が宮古島を訪れた。南西諸島で自衛隊の機能強化が進む中、現状を知ろうと実施された。

 宮古島では上里清美さん(ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会共同代表)の案内で陸上自衛隊駐屯地、弾薬庫、訓練場を見学した。上里さんは「住民が説明を求めても、ミサイル基地が造られた。基地はいらない」と話した。島内にある「宮古島『慰安婦』の祈念碑」(アリランの碑)、「9条の碑」なども訪れ、宮古島の人々の平和を願う心に触れた。

 有志4人は保良訓練場前で毎朝行われているスタンディングにも参加した。神戸郁夫さん(69)は「愛知県でやれることを探りたい」と語った。

 ツアーは映画「GAMA―月桃の花」の上映運動の取り組みの中で、沖縄に行きたいという声に応え、これまで座間味や与那国など12の離島巡りなどを実施した。

(古堅初子通信員)