【沖縄】沖縄市にある中頭病院は10月28日、膵(すい)がんについて学んでもらう市民公開講座を開講した=写真。県内全域から80人が参加した。
中頭病院とちばなクリニックは、膵がんの早期発見・治療を目的に膵がん早期診断プロジェクトを実施している。取り組みの一つとして、胆道や膵管を映す「MRCP検査」の実施率を3割弱から9割まで増やしたことを紹介した。単純CTでは発見できなかった膵臓の異常が発見しやすくなり、「異常あり」の件数は3倍に増えたという。
消化器内科医長の石原健二医師は、適切な判断と経過観察の重要性を強調した。「経過観察で、たとえがんが見つかっても早期に治療ができる。安心するために病院に来てほしい」と呼びかけた。来年3月14日にも、講座を開講する。(石井恵理菜)
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膵がんの早期診断を 中頭病院 市民公開講座
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琉球新報朝刊
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