【名護】名護市の屋我地島で不法投棄が相次いでいる状況を改善しようと、同市青少年育成協議会屋我地支部「Happyアコウ’s」が島内に子どもたちが作成した看板を新たに設置した。看板の設置式が1日、子どもたちや屋我地駐在所、自治会などの関係者が集まり開かれた。
屋我地島の自治会によると、海岸などで家電製品や家庭ごみが不法投棄されており、景観や生態系などへの悪影響が懸念されている。看板は小中一貫校「屋我地ひるぎ学園」の生徒らが考案した。放課後の限られた時間を活用し、約1年かけて製作したという。
看板には「捨てないで! ここはみんなの屋我地島」と書かれ、住民らの願いが込められた。屋我地ひるぎ学園8年生の樽見慧さんは「島が不法投棄でいっぱいになるのが心配だ。(不法投棄を)なくしていきたい」と語った。
屋我地支部区長会会長の大城將計さんは「観光客が増えると、不法投棄も増加する傾向にある。(看板設置で)改善して、少しでも住みよい島になるよう頑張っていきたい」と話した。
(池田哲平)