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しまくとぅば奥深さ学ぶ 沖縄、うちなーぐち会


しまくとぅば奥深さ学ぶ 沖縄、うちなーぐち会 手踊りも楽しんだうちなーぐち会の例会=11月4日、沖縄市越来公民館
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 【沖縄】沖縄市のうちなーぐち会(源河朝盛会長)は11月4日、越来公民館で沖縄芝居の脚本家の伊禮悦子さん(72)を講師に迎え、うちなーぐち、しまくとぅばの奥深さを学んだ。
 伊禮さんは脚本のほか、演出や1人芝居もするなど多彩な顔を持つ。
 伊禮さんは「なー欲(ゆく)い休(ゆく)たい講座」のテーマで自身作詞の民謡を紹介しながら軽快なうちなーぐちで参加者20人余と交流し、琉球ミュージシャンの玉栄正昭さんのピアノ伴奏で手踊りも楽しんだ。
 その後、読谷村から参加した新里正子さん(84)が本紙の「家族を失って 読者と刻む沖縄戦」の連載(6回)を基に、苛烈(かれつ)な沖縄戦の体験と平和への強い願いを込めて流ちょうなうちなーぐちで体験談を話した。
 同会は、県がしまくとぅばを「原則カタカナ」とした表記法には「原則ひらがな・漢字にすべき」と反対する立場。再検討を求める賛同者の活動への参加を呼びかけている。例会などの問い合わせは電話090(8293)1086(源河)。 (岸本健通信員)