【中部】沖縄青年会議所(JC)理事長や県議会議員などを歴任した上原政英さんが、88歳を迎えたのを機に自分史を発刊した。闘牛解説者、経済人、政治家など多彩な人生を歩んできた上原さんが、それぞれの節目を振り返り、目撃してきた時代を記録した。10日に沖縄市の農民研修センターで出版記念会を開く。
上原さんは具志川村(現うるま市赤野)出身。琉球大畜産学科を卒業後、米軍基地の獣医部に勤務していたが、中部で唯一の百貨店だった「きゆな百貨店」の専務に就任し、コザ青年会議所などの活動に取り組んだ。地元の具志川でも商工会青年部の立ち上げに関わり、市議、県議を務めた。
著書は、コザ騒動が発生した時にコザ青年会議所の副理事長として大山朝常市長(当時)と対応を話し合ったことや、近年では、保守政治家だったものの辺野古新基地建設阻止を掲げた故・翁長雄志氏の知事選を応援したことなどを回顧している。
上原さんは「85歳を迎えた時にJCから誕生会を開いてもらい、振り返ると人生の締めくくりをしなければと思って記録を続けてきた」と話した。
著書は県議会や沖縄市議会、うるま市議会などに無料配布する。出版記念会は午後2時半から。参加費は本代込みで3千円。 (島袋良太)
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上原さんが自分史発刊/あす沖縄市で出版記念会
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琉球新報朝刊
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